【美容家監修】グロースファクター危険?美肌効果や化粧品選びポイント


肌の細胞を増やす、また元気にすることで若々しい肌へ導いてくれる話題の成長因子・グロースファクター。

しわやたるみ、乾燥やくすみなどのエイジングサインを予防する成分として注目を集めています!

そこで今回は、グロースファクターの働きや具体的な美容効果、グロースファクター配合化粧品の選び方などをまとめてご紹介します。


岸田茉麻(きしだ まあさ)
・日本化粧品検定1級
・コスメコンシェルジュ


そもそもグロースファクターとは?

若々しい肌へ
細胞を活性化

 

グロースファクターとは、私たちの体内で作られるたんぱく質の一種。

グロースファクターの働きを簡単に説明すると、年齢とともに元気がなくなる細胞を活性化させることで若々しい肌や体質を維持することができるのです。


美容面においては、コラーゲンやヒアルロン酸などを生成する細胞や、肌のターンオーバーを促進する細胞をコントロールすることで肌老化を防ぎ、若々しい肌を維持する効果が期待できます。また、グロースファクターは細胞を元気にする働きがあるため、美容だけではなく医療分野においても活用されているのが特徴です。

たとえば毛髪再生療法の場合、発毛を促すグロースファクターや頭皮の血流を促進させるグロースファクターが用いられています。

美容皮膚科でも注目されているグロースファクター

最近では、美容皮膚科やクリニックでもグロースファクターを用いたエイジング施術が行われています。

グロースファクターを肌に注入することで、しわやたるみはもちろん、目の下のくまやへこみの改善が期待できるため、手術に抵抗がある人や誰にも気づかれずに若返りたい人を中心に人気を集めています。

美容皮膚科の中でも比較的安価で受けることができるグロースファクター注入ですが、一度きりの注入で効果が永久的に続くわけではありません。

スキンケアよりも効率よくグロースファクターを取り入れることはできますが、効果の感じ方には個人差もあるため、定期的な施術が必要と言えるでしょう。

グロースファクター配合化粧品も次々に誕生

最近ではグロースファクターを配合した化粧品がたくさん販売されています。

なかでも話題を集めているのは幹細胞コスメです。

ひとくちにグロースファクターといってもさまざまな種類があり、種類によって肌に対するアプローチが異なります。また、グロースファクターのなかには線維芽細胞を刺激することでコラーゲンやヒアルロン酸の生成を促すものもあります。


「グロースファクターで間接的に生成を促すなら、コラーゲンやヒアルロン酸を直接肌に浸透させたらいいのでは?」と思う人もいるかもしれませんが、化粧品におけるコラーゲンやヒアルロン酸は、本来の居場所である真皮に浸透することはなく、表皮の角層に浸透することで肌の水分量をキープする目的を持っています。

つまり、化粧品におけるコラーゲンやヒアルロン酸は保湿目的として配合されており、ハリや弾力が期待できるものではないのです。

その点、グロースファクターを配合した化粧品は加齢とともに元気がなくなる細胞を活性化させる働きがあるため、保湿ケアとしてはもちろんしわやたるみなどエイジングサインのケアにもぴったりと言えます。

グロースファクターの種類について

知っておきたい
4つのグロースファクター

 

ここでは、化粧品に使用されることが多い4つのグロースファクターについて、特徴や働きをご紹介します。

(1)EGF

EGFは人の肌や唾液に含まれているたんぱく質の一種。日本語では上皮成長因子、または上皮細胞増殖因子などと呼ばれており、細胞を増殖・活性化することで肌のターンオーバーを促す働きがあります。

肌のターンオーバーとは、一定の周期で肌の表皮が生まれ変わることです。細胞分裂を繰り返して新しい肌を作り、古くなった角質やメラニン色素を垢として排出させることで肌の透明感を維持したり、乾燥やごわつきを防いだります。

しかし、肌のターンオーバーのサイクルは加齢や紫外線、ストレスや不規則な生活によって滞りやすく、乾燥やくすみを招きます。また、肌のターンオーバーが滞ると外的ダメージから肌を守るバリア機能も低下するため、紫外線などの影響で肌のたるみやしわを招いてしまうのです。

アメリカによるEGFの特許では、EGFを60日間使用したあと細胞量が大幅に増加したことが実証されています。肌のターンオーバーに欠かせない細胞を増殖・活性化させるEGFは、くすみやごわつき、乾燥対策に役立つのです。

(2)FGF

FGFも人の体内にあるたんぱく質の一種であり、日本語では線維芽細胞増殖因子と呼ばれ肌のコンディションを整える働きを持っています。

線維芽細胞は、肌のハリに欠かせないコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸を増やす細胞です。しかし、紫外線や活性酸素などの影響で線維芽細胞にダメージが加わると、コラーゲン繊維やエラスチン繊維が変形してたるみやしわの原因となるのです。

FGFは、肌の表面にある受容体と結び付くことで線維芽細胞が活性化します。ほうれい線や深いしわ、額などのしわを改善したいときは、FGFを配合した化粧品を選ぶと良いでしょう。

(3)IGF

日本語でインスリン様成長因子とも呼ばれるIGFは、成長ホルモンの分泌によって生成されるグロースファクターです。壊れた細胞の再生を促す、また老廃物の排出を促すことでEGFやFGFの働きをよくします。

化粧品には、IGF単体で配合されているわけではなく、EGFやFGFと同時に配合されているケースが多いです。また、髪の成長にも大きく関わっているグロースファクターなので、薄毛や抜け毛予防として育毛剤に配合されているケースが多いのも特徴と言えるでしょう。

(4)TGF

TGFは、日本語でトランスフォーミング成長因子と呼ばれており、線維芽細胞におけるコラーゲンやヒアルロン酸などの生成に欠かせないグロースファクターです。

TGFはコラーゲンやヒアルロン酸、エラスチンが存在する真皮の構造を強化する働きがあるため、肌の弾力や保湿力のアップが期待できます。

また、TGFには抗炎症作用があるため肌荒れ対策にもぴったり。たるみや乾燥対策だけではなく、肌荒れが気になる人にはTGF配合化粧品がおすすめです。

グロースファクター配合化粧品の選び方

EGF協会認定マークを
チェックしよう

 

グロースファクター配合の化粧品を選ぶ際、どのようなポイントに注目して選べば良いのでしょうか。

ここでは、自分の肌質や目的に合わせたグロースファクター配合化粧品を選び方についてご紹介します。

肌質や肌悩みによってグロースファクター配合化粧品を選ぶ

グロースファクターにはさまざまな種類があり、種類によって肌悩みにアプローチする方法が異なります。グロースファクターが入っているから問題ない、というわけではなく、肌質や肌悩みにアプローチするグロースファクター配合化粧品を見極めましょう。

たとえば、乾燥肌で肌の透明感が失われている人は、肌のターンオーバーを促進するEGFを配合した化粧品がおすすめです。また、たるみやしわを予防したい人はFGFを配合した化粧品で線維芽細胞にアプローチしましょう。

EGF協会認定マークの有無を確認して化粧品を選ぶ

さまざまな美容効果が期待できるグロースファクター配合美容液ですが、成分表を見てもグロースファクターの配合量を確認することはできません。

実際、配合量が少なくてもグロースファクターの配合を大々的にアピールしている(誇大広告)化粧品も見受けられます。いくらすぐれた美容効果が期待できても、配合量が少なければグロースファクター本来の効果を発揮することができません。


グロースファクターの配合量を確認したいなら、日本EGF協会認定マークの有無をチェックするのも一つの方法です。日本EGF協会は、化粧品に対するEGFやFGFの配合濃度がきちんと定められており、認定基準以上の濃度を満たしている化粧品に認定マークが与えられています。

配合量が詳しく確認できなくても、認定マークがあれば美肌に欠かせないグロースファクターがしっかり入っているという証拠です。

まとめ

肌のくすみやたるみ、しわや乾燥を改善して若々しい肌に導くグロースファクター。

美容皮膚科での施術はもちろん、毎日のスキンケアでグロースファクターを手軽に取り入れることができます。

肌の調子が悪いな、と感じたらぜひグロースファクター配合化粧品を試してみてはいかがでしょうか。


岸田茉麻(きしだ まあさ)
・日本化粧品検定1級
・コスメコンシェルジュ


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