酵素は痩せる?酵素ダイエットの関係性と効果【食育指導士監修】

「酵素ダイエット」という言葉は聞いたことありますか?

実は酵素とは年齢とともに不足しがちになるもの。酵素が足りなくなると痩せにくいだけでなく、肌や髪にハリがない、疲れやすい、代謝が落ちた、などという症状がでてくるといわれています。

そうならないためにも、今日から酵素について学んでみませんか?今から5年先、10年先の自分が酵素によって美しく変わっているかもしれません。



吉永さやか(よしながさやか)
・食育指導士
・ヘルスフードアドバイザー
・フードコーディネーター


そもそも酵素とは

酵素って何?

  酵素とは、食物の吸収、代謝、排泄などに関わるたんぱく質の一種のことです。酵素は、人間の体内に約3,000種類以上あるといわれている「潜在酵素」と、人間の体では作ることができず野菜や果物など食物だけが生成できる「食物酵素」というものがあります。

どちらも人間の生命維持に必要な酵素です。まずはその潜在酵素と食物酵素について深く理解していきましょう。


「潜在酵素」とは?

「潜在酵素」は「消化酵素」 と「代謝酵素」に分かれていて「消化酵素」はさらに細かく種類が分かれている酵素です(唾液に含まれるアミラーゼ、胃液の中に含まれるペプシン、膵液に含まれるトリプシン、胃液や膵液に含まれるリパーゼなど)。

大まかに「消化酵素」は、食べ物をより体内へ吸収しやすいように分子を事前消化する酵素のこと。対して「代謝酵素」は、消化酵素により細かくされた分子を体内へ吸収し、有効的に活用する役割のある酵素のことです。

代謝酵素は具体的に、新陳代謝の活発化、免疫力の向上、臓器への正常作用の働きかけ、活性酵素を除去などの働きをします。


「食物酵素」とは?

食物酵素とは、先ほどお伝えした潜在酵素(消化酵素や代謝酵素)を助ける役割を担っている酵素のことです。消化吸収に必要な労力を和らげる働きをしています。

野菜や果物などの食物に含まれ、摂取することで私たちは体内に取り込むことができます。食物酵素は熱に弱く約50℃~70℃程度で壊れるという特徴があるため、生の野菜や果物から摂取する必要があります。

ちなみに「潜在酵素」や「消化酵素」以外にも「補酵素」という酵素もあります。 「補酵素」は「潜在酵素」や「食物酵素」の働きをさらにサポートする役割のある酵素で、ミネラルやビタミン類に含まれています。

ただし、補酵素のみ単体では効果がなく、「潜在酵素」や「食物酵素」とともに摂取することで消化や代謝などの働きを得ることができます。


酵素が多く含まれる食材

先ほど野菜や果物など食物だけが「食物酵素」を生成できるとお伝えいたしましたが、具体的には下記のような食品に多く含まれています。

●タンパク質分解酵素(プロテアーゼ)の多い食品 パイナップル、パパイヤ、いちじく、プルーン、りんご、キウイ、メロンゴーヤ、玉ねぎ、麹、納豆、塩辛 など

●でんぷん分解酵素(アミラーゼ)の多い食品 大根、キャベツ、かぶ、生姜、山芋、バナナ、パプリカ、梨 など

●脂肪分解酵素(リパーゼ)の多い食品 納豆、・漬物、甘酒、味噌、チーズ、アボカド、大根、人参、ほうれん草、セロリ、トマト、ズッキーニ、グレープフルーツ、いちご、オレンジ、すいか など

野菜、果物だけでなく日本人に馴染みのある納豆や味噌、醤油などの発酵食品などにも多く含まれています。生野菜や果物に関しては皮にも酵素が含まれています。生姜や山芋などはすりおろすと細胞膜が破れ酵素が活性化することも知られています。


酵素が足りなくなる要因

酵素が不足する原因の一つとして、「老化」と「食生活」があげられます。

アメリカ人のエドワード・ハウエル医学博士は「人間が体内で製造できる酵素の総量には上限がある」と唱え、「酵素を浪費する食生活をすると、ある年代から身体を正常に維持することが困難になっていく」と論じています。

20世紀前半頃までの研究では、酵素はタンパク質でできているためタンパク質を摂取している限り酵素は体内で必要な分を摂りこむことができると考えられていました。

しかし、現在では遺伝子中の情報により、酵素を作ることができる量は人によって異なり、上限があるとされています。 また暴飲暴食などは、体内での消化活動に必要以上の酵素が使われ、消化酵素が多量消費されていることも知られています。

添加物の摂りすぎや夜間の飲食、睡眠不足や、喫煙、過度の飲酒、ストレスなども酵素不足になるため、私たちは日ごろの生活習慣から見直していく必要があります。


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酵素とダイエットの関係性

酵素の4つの効果とは?

  では実際に、酵素による人体への効果、ダイエットとの関係性を確認していきましょう。


酵素の効果①代謝の活発化

酵素の中でも「代謝酵素」には新陳代謝を活発化させる効果が期待できます。基礎代謝を上げることは体温を上げることに繋がり、体温を上げることは、冷え性改善や血行促進を促し、免疫力の低下を防ぎます。 ダイエットをするにしても基礎代謝量が多いということはエネルギー消費が多く、痩せやすい体質を作り出すことができるでしょう。


酵素の効果②血行促進

酵素には血液の粘度を下げる働きもあります。血液は栄養を全身に届ける役割も担っているため栄養改善にも繋がり、さらには老廃物や毒素など身体にとって不必要な成分を体外へと排出することもできるでしょう。 また、老廃物や毒素を体外へ排出しようとする作用によってデトックス効果も期待され、慢性的な便秘改善、美肌改善にも繋がります。


酵素の効果③整腸作用

酵素は消化を助ける役割も担っているため、胃腸の働きを活発にする作用があります。腸は第二の脳ともいわれるほど健康や美容にとって重要な器官。腸内の悪玉菌を減少させることは、下痢や便秘などを改善することにも繋がります。 腸内の老廃物をきちんと排泄させ胃腸を活発化させることはダイエットだけでなく健康にとっても必要なことです。


酵素の効果④活性酸素を無害化

酵素には抗酸化作用があるため、体内の活性酸素を除去する働きも期待できます。活性酸素は老化物質ともいわれる女性の天敵。シミやシワ、くすみなどを生み出す原因となります。 酵素を積極的に摂取し活性酸素を除去することは肌トラブルの改善を促し、ターンオーバーを促進させます。


酵素でダイエットするためには?

酵素は本当に痩せるの?

  酵素でダイエットをするためには、酵素が多く含まれる食材を積極的に摂取していくといいでしょう。


ただしその食材を食べたらそれ自体で痩せるというわけではありません。あくまでも身体に不足している酵素を補うことで、その働きを促し、結果としてダイエット効果が得られるということを理解しましょう。

規則正しい生活でしっかり睡眠をとり、暴飲暴食をせず、積極的に運動をする、その上で酵素ダイエットを行っていけば、リバウンドしにくい身体を手に入れ維持し続けることができるでしょう。


酵素ダイエットでより効果を出すためには?

酢で酵素を活性化!

  酵素ダイエットを行うにあたり注意していきたいことは何でしょうか?

まずは砂糖の摂取。砂糖を消化するためには大量の酵素が必要となるため、いくら積極的に酵素をとっていても不足に陥ってしまうことがあります。

砂糖自体のカロリーも高いため、ダイエット中であればなるべく控えたいもの。 もしどうしても甘いものが食べたいという場合には果物に置き換えしたり、ミネラルを多く含む甜菜糖や黒糖に置き換えましょう。

また、アルコールやカフェインの摂取も酵素不足を引き起こすといわれています。 添加物・農薬のついた食品も酵素を多く消費してしまうためできる限り摂らないことをおすすめします。


逆に酵素と共に摂取したい食品としては「酢」です。カルシウムの吸収率UPや疲労回復効果がある酢ですが、酵素を活性化する働きもあるため是非積極的に摂取しましょう。

また、体内酵素が作られる時間は夜8時頃~朝4時頃までといわれています。その時間帯はなるべく無理をせず、ゆったりとした時間を過ごせるよう心がけましょう。


まとめ

酵素の効果やダイエットとの関係性をお伝えしてきましたがいかがでしたか?

年齢とともに不足しがちな酵素ですが、積極的に摂取していくことで新陳代謝を促進させ、太りにくい体質へと変化することもできるでしょう。

ぜひ未来の自分のために酵素で健康的な身体を作ってみてはいかがですか?



吉永さやか(よしながさやか)
・食育指導士
・ヘルスフードアドバイザー
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