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ハイドロキノンの美白効果、市販と皮膚科どう違う?【美容家監修】

気になるシミを消したい、という女性は多いのではないでしょうか。

高い美白効果のあるハイドロキノンという成分は、美容雑誌にも多く取り上げられることもあり、シミに悩む女性なら一度は耳にしたことがあるかもしれませんね。

以前は医師の許可がなくては使うことができず、病院で処方してもらわなければなりませんでしたが、薬事法の規制緩和で今ではハイドロキノン配合のコスメをドラッグストアで気軽に手に入れることができるようになりました。

自宅で簡単に今あるシミのケアができるのです。 しかしいくら美白効果が高いとはいえ、より安全に美白効果を得るためにもまずはハイドロキノンという成分について知っておく必要があります。

ここでは、ハイドロキノンの特徴や市販コスメと皮膚科で処方されるものとの違いなどをご紹介します。


山本さやか(やまもと さやか) ・日本化粧品検定1級 ・コスメコンシェルジュ ・保育士


ハイドロキノンって何?

高い美白効果が期待
ただ敏感肌には注意が必要

  ハイドロキノンとは、イチゴや珈琲、紅茶などに含まれる天然成分で、シミに効果を発揮するといわれています。 海外では以前からシミの治療薬や美白の化粧品にハイドロキノンが使われてきました。

予防だけじゃない!今あるシミにも効果を発揮

ハイドロキノンの働きには、以下のものがあります。

  • メラニン色素の生成をおさえる
  • メラニンを作り出すメラノサイトを減少させる
  • メラニン色素の色を薄くする

これらの働きによってシミを作り出すところを少なくし、シミ予防はもちろん、今あるシミを薄くしてくれます。


高い効果を発揮する分デメリットも

美白効果の高いハイドロキノンですが、デメリットもあります。


ハイドロキノンは濃度によって効果が違ってきますが、6%以上のハイドロキノンを継続して使う場合や濃度が低いハイドロキノンを同じ場所にピンポイントで1年以上長期的に使うと白斑になってしまう可能性があるといわれています。

また、高い美白効果であるがゆえに肌が敏感な人は炎症を起こしてしまう、赤みが出てきてしまう、といったことも。


効果を発揮するシミ、発揮しないシミがある

シミには様々な種類があるのをご存知でしょうか。 シミの種類によってはハイドロキノンで悩みが解消されない可能性もあります。ハイドロキノンが効果を発揮するのは、皮膚の表面にできてしまったもののみで、肌の奥深くの真皮から作られているシミに対しては効果を発揮しません。効果を発揮するシミは以下のものがあります。

  • 肝斑
  • 左右対称にできるシミ
  • 老人性色素班(日光性黒子)
  • 紫外線によってできてしまったシミ
  • 炎症性色素沈着
  • ニキビ跡や虫に刺された跡などが残ってできてしまったシミ
  • 雀卵斑(そばかす)
  • 紫外線を浴び続けていると色が濃くなったり、数が増えたりする褐色の小さな斑点

ご自身のシミの種類が何なのか、使う前に見極めておく必要がありますね。


市販コスメのハイドロキノンと皮膚科の違い

目的に合わせて
上手く使い分けよう

  市販コスメと皮膚科で処方されるハイドロキノンは、大きな違いがあります。 それはハイドロキノンの配合量。配合量が高ければ美白効果も高いですが、通院に手間がかかり、医療費がかかります。

しかし配合量が低ければ美白効果はそれほどでもなくなりますが肌トラブルの心配も少なくて済み、通院費もかからないでしょう。 自分自身の肌質とあわせて考える必要がありますね。


市販コスメのハイドロキノンの特徴

市販コスメのハイドロキノンは、皮膚科に比べるとハイドロキノンの配合量が少なく、比較的使いやすいのが特徴です。

肌に合うものが見つかれば使い続けられますし、通院の手間もいりません。通院はしなくてもいいですが、パッチテストを自分で行い、一つ一つ使ってみて自分の肌に合うものを選んでいく必要があります。


皮膚科のハイドロキノンの特徴

皮膚科で処方してもらう場合は、高濃度のハイドロキノンを使うことができます。


しかし、長く保存することができない場合が多く、開けた後にはなるべく早く使いきりましょう。長く保管しておくと酸化してしまい、ハイドロキノンが変質してしまうので使い続けていくうちに肌がかぶれるなどのトラブルを起こすことも。

また、定期的な通院が必要になるので、ある程度時間的な余裕も必要です。


ハイドロキノンを選ぶときのチェックポイント

市販のハイドロキノンは
必ずパッチテストを行おう

  ハイドロキノンの配合されたコスメを選ぶときには、いくつか注意点があります。 皮膚科で処方されたものを使う場合には医師に相談もできますが、市販のコスメを使う場合には自分の肌質やハイドロキノンの性質をよく理解して選ばないと、逆に肌荒れしてしまうことも。


ハイドロキノン配合量を確認

ハイドロキノンは市販コスメと皮膚科で処方されるものとで濃度が違う場合がほとんどです。


市販のコスメでは、ハイドロキノン配合量を1~4%のものが多く、初めて使う場合にはこの濃度が低いものから使い始めるのがおすすめです。1~3%のものは安全性が比較的高いといわれています。

ハイドロキノン配合量が4~5%のコスメは、人によっては肌がひりついてしまうこともあります。 即効性を期待したい人にはいいですが、使う時には注意が必要です。必ずパッチテストを行い、使用上の注意をよく読んで使い始めましょう。


ハイドロキノン副作用&注意点

ハイドロキノンは高い美白効果がありますが、そのため敏感肌の人や化粧品で肌荒れしたことがある人など、肌が弱い人は炎症や赤みが出てしまうこともあります。

また、ハイドロキノンが高濃度のものを使い続けていると白斑をおこす可能性もありますので、皮膚科で処方されたものなど濃度の高いハイドロキノンを使う場合には使用上の注意や医師の指示に従って使ってください。

ハイドロキノンは、使ったすぐ後に紫外線を浴びてしまうとシミが悪化してしまうことも。一日屋内にいる時でも、紫外線対策はしっかりと行うようにしましょう。


まずはお試しセットが安心

市販コスメとして売られているハイドロキノンをはじめて使う時には、いきなり現品を使うのではなく、トライアルセットからはじめてみるのがおすすめです。

使う前にパッチテストを行いたいですし、長く愛用できるかどうか使い心地や香りなど、自分の好みに合うものかどうかを確かめてから現品を購入しましょう。


まとめ

ハイドロキノンは高い美白効果がありますが、濃度によっても効果が左右されるので、自分の肌に合った物を選ぶようにしたいですね。

また、使い方をきちんと守らないと効果を最大限発揮することができませんので、ハイドロキノン配合のコスメを使う時には、使用期限を守る、清潔な肌に使う、ということはもちろん、紫外線対策などもしっかりと行ってシミのない理想の美白肌になってくださいね。


山本さやか(やまもと さやか) ・日本化粧品検定1級 ・コスメコンシェルジュ ・保育士


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監修ライター

遠藤幸子(えんどう さちこ)
・アンチエイジングアドバイザー
・スキンケアアドバイザー
・日本抗加齢医学会正会員

木咲 真弓(きさき まゆみ)
・整理収納アドバイザー2級
・アロマデザイナー資格

吉永さやか(よしながさやか)
・食育指導士
・ヘルスフードアドバイザー
・フードコーディネーター

岸田茉麻(きしだ まあさ)
・日本化粧品検定1級
・コスメコンシェルジュ

荒木彩子(あらき あやこ)
・日本エステティック協会認定エステティシャン(ディプロマ取得経験あり)

泉麻依子(いずみ まいこ)
・日本化粧品検定2級
・色彩検定2級
・アスリートフードマイスター3級

春名 文(はるな あや)
・日本化粧品検定2級

江頭小百合(えがしら さゆり)
・歯科衛生士
・数秘術カラーセラピスト

仲有美(なか ゆみ)
・日本化粧品検定2級

綿谷麻友子(わたたに まゆこ)
・インテリアコーディネーター
・色彩検定1級
・イタリアロンバルディア州知事認定デザイナー

中井エリカ(なかい えりか)
・管理栄養士
・FP2級

宮﨑奈津季(みやざき なつき)
・管理栄養士
・薬膳コーディネーター

にかわ
・日本化粧品検定1級

山本さやか(やまもと さやか)
・日本化粧品検定一級
・コスメコンシェルジュ
・保育士