スクワランの効果は?保湿や毛穴ケアに良い理由【美容家監修】

肌にいいといわれる美容成分はいくつかありますが、実際のところどんな効果や効能があるか正しく理解している人は少ないのではないでしょうか。

それなのに正しく理解せずに闇雲にただ化粧品を使っていては肌悩みを解決したり、美肌になることは難しいでしょう。

大切なのは、自分の肌悩みと向き合ってどんな肌になりたいか考え、自分に必要な化粧品を使うことです。 そのためにはまず気になる美容成分にどんな効果や効能があるか知ることが大切です。

そこで、今回はテレビCMなどでよく耳にする美容成分のひとつ「スクワラン」の効果や効能についてご紹介したいと思います。



遠藤幸子(えんどうさちこ)
・アンチエイジングアドバイザー
・スキンケアアドバイザー
・日本抗加齢医学会正会員


スクワランってそもそも何?

スクワランってどんな成分?

 化粧品に配合されている「スクワラン」という成分は、油脂の一種で元々私たちの皮脂の中にも存在している保湿成分です。肌に存在するスクワランは、20代半ばをピークに徐々に減少していきます。

20代半ばくらいから徐々に乾燥や小じわ、毛穴などが気になり始めるのは、このスクワランの減少も少なからず関係しています。そのため外側からスクワランを与えることで乾燥やエイジングサインにアプローチできる見込みがあります。


スクワランの特徴

スクワランの特徴としては、肌への浸透力が優れていることがまずあげられます。また、潤滑性に優れているので、肌を保護する効果もあります。そして、比較的低刺激な成分です。


スクワランの原料となる「スクワレン」は酸化しやすく変質しやすいので、水素を添加したりして酸化を防止したりしています。そのため化粧品に配合されているスクワランは、肌の上で安定した状態を保つことができる低刺激で安全性が高い成分となっています。

テクスチャーはオイルのわりに比較的サラッとしていて使いやすいという特徴があります。また、化粧品に配合されているスクワランは安定しているので、酸化や油焼けはしにくいといわれています。


スクワランの種類について

3種類のスクワランについて

  スクワランの種類は大きく分けて、動物性、植物性、化学合成された人工的なものの3つに分けることができます。詳しくは、下記の通りです。


①動物性のもの

サメや哺乳類などの動物から採取したものを原料にしています。市場で多く販売されているスクワランといえば、この動物性ものです。中でも最も化粧品に用いられるのはサメで、その肝臓の油脂を採取し水素を添加したりして安定させたものが市場では多く出回っています。

しかし、年々サメの捕獲量は減少していることもあって、今後は少しずつその生産量が減少していく予感があります。


②植物性のもの

オリーブや大豆、米ぬかなどの植物を原料にしています。中でも最も化粧品に用いられるのはオリーブです。その理由は、スクワランの原料となるスクワレンの含有量が他の植物と比較して多いからです。

とはいえ、オリーブに含まれるスクワレンの含有量はその品種によって異なるものの、サメに含まれるスクワレンの含有量とは比較にならないほど少ないのが現状です。ただし、前述のように、年々サメの捕獲量が減少しているので、今後も注目が高まっていくことが予想されます。


③化学合成されたもの

このほか、スクワランには化学合成されて一から人工的に作られたものもあります。これは、天然のスクワランとは異なる構造をしています。また、合成の過程が複雑でコストがかかるため市場にはそう多く出回っていないようです。


3種類を比較して

配合成分の確認も大切

  このようなことから、動物性のものが植物性のものと比較して純度が高い傾向にあります。


使用感や効果などに関しては、動物性と植物性では大きな差がないものの、動物性のものよりは植物性のものの方が一般的にはやや刺激が低いといえます。そして、化学合成されたスクワランはそれらと比較してやや刺激がある傾向にあります。

とはいえ、他にどのような成分が配合されているか、どのように製造されているかで商品の品質や使用して得られる効果は変わってきます。そのため配合成分や製造過程を確認の上、商品を選ぶことも大切です。


スクワランの効果・効能は?

保湿されて潤い肌へ

  スクワランはスキンケアのほか、ヘアケアやボディケアにも使用することができますが、今回はスキンケアの効果・効能に限ってご紹介したいと思います。


(1)保湿

スクワランは、元々私たちの肌にある成分であり、肌のうるおいを保っている成分であることはすでにお話ししました。そのため化粧品としてのスクワランにも同様に高い保湿効果があります。 そのため保湿すると同時に、乾燥による肌トラブルを防ぐ効果も期待できます。乾燥による肌トラブルは、小じわ、くすみ、キメ乱れ、毛穴の開きなどがあげられます。


(2)キメ乱れを予防・改善

スクワランは、細胞に酸素を運ぶ役割を果たしていて、そのためにターンオーバーを促進する効果があります。そのため肌のキメ乱れを予防したり、改善したりする効果が期待できます。


(3)毛穴を予防・改善

肌が乾燥すると肌のキメが乱れて毛穴が目立つことがあります。また、皮脂と水分のバランスが崩れ、過剰に皮脂が分泌されるとそれが毛穴に詰まって毛穴が目立つことになります。この他、加齢によって肌のハリや弾力が低下しても毛穴が涙型に開いて目立つことがあります。

スクワランを使うと、保湿されることによってキメが徐々に整い、乾燥による毛穴を予防したり、改善したりする効果が期待できます。

また、過剰な皮脂分泌が原因の毛穴の開きも肌の水分と油分のバランスを整えることで予防・改善する効果が期待できます。しかし、この場合は毛穴の汚れをしっかりと落とすケアを並行して行うことが重要となります。

肌のハリ・弾力の低下の原因も乾燥が密接に関わっていることがあるので、その場合にはスクワランが嬉しい効果を発揮することがあります。


(4)肌荒れを防ぐ

前述のようにスクワランには、ターンオーバーを促進させる効果があるので健やかな肌をキープするのに効果的です。 また、汗と混じり合って皮脂膜のような役割を果たすので、外的刺激から守る効果があります。そのため乾燥や紫外線から肌を守る効果も期待できます。


スクワランの効果的な使い方

温めるとより効果的

(1)化粧水の後に使う スクワランは水分と混ざり合うことで皮脂膜をつくるという特性があるので、化粧水を塗ってそれが完全に浸透する前に1、2滴ほど重ねるのが効果的です。また、スクワランは肌に塗る前に手のひらでしっかりと温めておくことがポイントになります。塗った後は、自然に乳化して肌に浸透していくのを待ちましょう。

(2)パックとしても 顔にたっぷりと化粧水を塗って、それが完全に浸透してしまう前に数滴のスクワランオイルを重ねます。そして、蒸しタオルを数分のせてパックするとうるおいと柔軟性のある肌に導きます。


スクワラン化粧品を選ぶ上でのポイント

ナチュラルで高純度

  スクワラン化粧品を選ぶ上でのポイントですが、まずはどんな種類のスクワランが配合されていて、それがどの程度入っているか確認することが大切です。

化粧品の裏面にある成分表示は配合量が多いものから順に記載されているので、それを目安にチェックしてみましょう。 また、製造過程が確認できる場合にはそれも確認し、できるだけ添加物を含んでいないナチュラルでスクワランの純度が高い商品を選ぶのがおすすめです。


まとめ

ここまでのお話をおさらいすると、スクワランは25歳以降の女性に特にオススメの成分で、保湿効果やターンオーバーを促進してキメ乱れ・毛穴・肌荒れなどを予防・改善する効果などがあります。

肌への浸透性が高く、安全性の高い成分なので、比較的どんな肌質の人でも手をのばしやすいことも魅力のひとつです。また、少量の使用でOKなので、コスパがよく、時短ケアにも繋がりますし化粧水の後に美容液や保湿剤のように使用できるほか、蒸しタオルを重ねてパックとして使うこともできます。

そんなスクワラン化粧品には、動物性、植物性、一から化学合成されたものとがあるので、商品を選ぶ場合にはどのような原料が使われているのか、スクワランの純度、他に配合されている成分もよく確認してからできるだけナチュラルでスクワラン純度の高い商品を選ぶのがおすすめです。

毎日忙しいけれど、いつまでも綺麗でいたいと願う人はぜひこの機会にお試しください。



遠藤幸子(えんどうさちこ)
・アンチエイジングアドバイザー
・スキンケアアドバイザー
​​​​​​​・日本抗加齢医学会正会員


ママたち応援団おすすめスクワラン化粧品

モイストゲルプラス(リダーマラボオールインワン)口コミは?効果や成分など
天然ナノセラミド高配合オールインワンゲルで話題沸騰の「モイストゲルプラス」美容皮膚科医監修のエイジング保湿がハリやつやを蘇らせてくれる!?
ママたち編集部 |



メディプラスゲルの口コミに悪評?シミや毛穴への効果を調査
1本で4役スキンケア出来る話題のオールインワン「メディプラスゲル」を実際に使ってみました♪敏感肌の人にも使えるほど低刺激でしかもコスパがとてもniceです!
ママたち編集部 |



ロート製薬「いろはだ化粧水」口コミで話題!成分や価格を調査。
ロート製薬から高濃度スクワランと赤いビタミンB12が配合された「いろはだ化粧水」が注目!乾燥シーズンには必須の潤い保湿力とは?
ママたち編集部 |


体験レビュー
全61件中 1〜 5件を表示
監修記事
全42件中 1〜 5件を表示

カテゴリー

最新記事

体験レビュー

監修ライター

遠藤幸子(えんどう さちこ)
・アンチエイジングアドバイザー
・スキンケアアドバイザー
・日本抗加齢医学会正会員

木咲 真弓(きさき まゆみ)
・整理収納アドバイザー2級
・アロマデザイナー資格

吉永さやか(よしながさやか)
・食育指導士
・ヘルスフードアドバイザー
・フードコーディネーター

岸田茉麻(きしだ まあさ)
・日本化粧品検定1級
・コスメコンシェルジュ

荒木彩子(あらき あやこ)
・日本エステティック協会認定エステティシャン(ディプロマ取得経験あり)

泉麻依子(いずみ まいこ)
・日本化粧品検定2級
・色彩検定2級
・アスリートフードマイスター3級

春名 文(はるな あや)
・日本化粧品検定2級

江頭小百合(えがしら さゆり)
・歯科衛生士
・数秘術カラーセラピスト

仲有美(なか ゆみ)
・日本化粧品検定2級

綿谷麻友子(わたたに まゆこ)
・インテリアコーディネーター
・色彩検定1級
・イタリアロンバルディア州知事認定デザイナー

中井エリカ(なかい えりか)
・管理栄養士
・FP2級

宮﨑奈津季(みやざき なつき)
・管理栄養士
・薬膳コーディネーター

にかわ
・日本化粧品検定1級

山本さやか(やまもと さやか)
・日本化粧品検定一級
・コスメコンシェルジュ
・保育士