【元エステティシャン監修】腕毛処理カミソリはNG!自己処理で薄くする方法

暖かくなると、半袖を着る機会も増えますね。
そんなとき気になるのが腕毛ではないでしょうか?

長袖で隠してきた方も、半袖を着る時期は気を使いますよね。フサフサした腕毛の処理はどのようにされていますか?

カミソリで手軽に処理している方はちょっと待ってください。
もしかしたら毛が濃くなるかもしれません。抑毛ローションなど方法を変えることをおすすめします。


荒木彩子(あらき あやこ)
・日本エステティック協会認定エステティシャン(ディプロマ取得経験あり)


腕毛はカミソリで濃くなる?肌の防衛反応が原因

肌の防衛反応で
気付けば産毛が濃い毛へ

 

腕毛をカミソリで剃ることで、毛が濃くなる可能性があることをご存知でしょうか?
一生懸命にムダ毛処理をしているのに、逆に濃くなるのは悲しいですよね。

以前からカミソリでムダ毛を剃ると濃くなるという話しを聞きます。これは、カミソリで毛が剃られることによって、断面の面積が広くなることから起きる目の錯覚であることがほとんどです。

おそらく、女性ならこの話しは大体の方がご存知でしょうね。しかし、目の錯覚ではなく実際に濃くなってしまう可能性もあることが分かっています。

肌の防衛反応が関わっている

腕毛が濃くなる原因として、肌の防衛反応が関わっているとされており、腕毛に留まらずこれは全身に言えます。ムダ毛だとされる体毛にもきちんと役割があることを覚えておきましょう。

  • 皮膚の保護
  • 寒さや暑さから守る
  • 紫外線の防止
  • 感覚機能

このように、体毛は体を外部の刺激などから守るために生えているものです。


毛が剃られることで、肌が自ら防衛反応を起こし、これらの役割を果たそうと毛を濃くさせることがあります。

二の腕など産毛程度だった場所も、気付くとこの肌の防衛反応の働きにより毛が濃くなっている場合もあるので注意が必要です。

毛抜きなら濃くならない?

カミソリで剃ると濃くなる可能性があるなら毛抜きで抜いてしまおうという考えは危険です。

毛抜きによる処理は毛穴や皮膚に大きなダメージを与えます。さらに、硬毛化という毛が濃くなる症状もあります。これは、毛抜きによって、毛の成長器官である毛乳頭がダメージを受けることで濃くなるものです。

特に、硬毛化が起きやすい部位は二の腕のような細い毛や産毛が生えているところとなります。

毛抜きでの処理は、この他にも埋没毛や毛嚢炎という肌トラブル、ブツブツ毛穴などの原因になり、腕を出すのが恥ずかしい状態になる可能性もあるので控えましょう。

抑毛ローションを使って腕毛を薄くしよう

即効性はないけど
優しい抑毛+美肌効果

 

腕毛は、抑毛ローションを使用して薄くしていく方法もあります。

カミソリや毛抜きの処理が徐々に必要なくなるという声もあり、保湿効果もあることから肌触りも良くなるという女性が多くいるのでおすすめです。

除毛クリームは、毛を溶かして処理をしていきますが、抑毛ローションは毛を弱くすることで目立たなくなっていきます。

なぜそのような効果があるのでしょうか?

大豆イソフラボンの抑毛効果


抑毛ローションに含まれている大豆イソフラボンは、女性ホルモンに似た働きを持っています。女性ホルモンは、毛の成長を抑制する働きがあるので抑毛ローションには欠かせません。

逆に、毛の成長に深く関わってくるのが男性ホルモンです。

男性が毛深いのは、この男性ホルモンの働きによるもの。ホルモンバランスが崩れ、男性ホルモンが増えると毛量が増えることにつながります。

私たちの体毛は、毛乳頭にある毛母細胞の働きによって成長しています。脱毛サロンなどでダメージを与える部分は、毛乳頭や毛母細胞、さらにこれらを包んでいる毛包と呼ばれる部分です。

これらを抑制するものに女性ホルモンの1つである「エストロゲン」があります。


大豆イソフラボンには、このエストロゲンに似た働きがあり、抑毛ローションを肌に塗ることで毛穴に直接取り入れることができ抑毛効果を発揮します。

抑毛ローションで女性ホルモンが増えると男性ホルモンの働きを抑えることができ、抑毛効果や毛を薄くすることが可能です。

肌に優しい

除毛クリームなどに比べて、とても肌に優しい作りになっています。

腕はもちろん、VIOなどのデリケートゾーンにも使用できるので、肌の弱い方や敏感肌の方でも安心して使用可能です。 抑毛ローションに含まれている大豆イソフラボンは、保湿効果も高く、ターンオーバーを促す効果もあるとされています。

抑毛だけではなく美肌効果も期待できるので、毎日のケアに取り入れていきたいですね。

デメリットは即効性がないということ

抑毛ローションには、残念ながら即効性はありません。

どのくらいで効果が見られるかは、個人差があり、一概にはお伝えすることができないのが現状です。早い方だと、1ヵ月くらいで毛が薄くなったという方もいるので、まずは早めに試してみましょう。

女性ホルモンの分泌を促すような生活を心掛けてみよう

女性らしい生活が
女性ホルモンの分泌に

 

日常生活の中でも、女性ホルモンの分泌を促すような習慣を身に着けておきましょう。抑毛ローションで外側から、生活習慣で内側から女性ホルモンを増やすことで、さらなる抑毛効果も期待できます。

食事

大豆製品を1品取り入れた献立を心がけてみましょう。

朝昼夜のどこか1食だけでも構いません。大豆イソフラボンは字のごとく大豆に多く含まれています。味噌・豆腐・豆乳・納豆など取り入れやすいものから始めてみましょう。

タバコ・アルコール・インスタント食品はNG

これらは女性ホルモンの分泌を低下させるので、なるべく控えるように努力しましょう。


タバコを吸うことにより、女性ホルモンの分泌に大切な卵巣の血行が悪くなり酸素が低下します。エストロゲンを作るには酸素が必要となり、この状態が続くとどんどん減少してしまうのでこの機会に禁煙を始めてみましょう。

肝臓や副腎に負担のかかるアルコールも飲み過ぎには注意です。

肝臓や副腎は、女性ホルモンの分泌を助ける働きがあります。飲み過ぎると女性ホルモンの分泌が減少します。

手軽に食べられることから、日常的に食べている方もいるインスタント食品。しかし、化学調味料などを多く使っていることから、ホルモンバランスが崩れます。栄養バランスを考えた食事を心がけてみましょう。

しっかりと睡眠を取る

女性ホルモンの分泌は主に睡眠時にされるもの。そのため、睡眠不足も女性ホルモンの低下につながります。睡眠時間は6時間以上確保しましょう。

脱毛サロンで腕毛を薄くするのもおすすめ

自宅ケアより面倒だけど
長期的なコスパは安くなる

 

抑毛ローションは、使用している間は抑毛効果を持続させられますが、使用を止めると徐々に元に戻っていまいます。抑毛ローションは、抑毛することはできても脱毛ではありません。

そのため、毎日のように抑毛ローションを使用することになりその分費用もかかります。


腕毛がどうしても気になる!という方は長い目で見ると、脱毛サロンを頼ることもおすすめです。脱毛サロンは敷居が高く感じるかもしれませんが、キャンペーンなどを利用することで安く始めることが可能です。

脱毛サロンには大体が2ヵ月に1回のペースで通うことになります。

徐々に自己処理が必要なくなるので、肌トラブルもなくなり毛穴も小さくなり肌もきれいになるのでおすすめです!腕なら、肘から上か下、手の甲や指の毛、肩から指まで全てなど、自分で希望箇所を決めておきましょう。

脱毛の範囲は細かく分けられているので、ここだけは脱毛したい!という場所のみ施術してもらえるか、カウンセリングなどで確認してみてくださいね。

脱毛完了まで約2年はかかりますが、施術箇所の毛は回数を追うごとに毛は薄くなり最終的には生えてこなくなります。抑毛ローションをずっと買い続けることを考えると、脱毛サロンにお任せする方が安く済む可能性も大きいです。

まとめ

腕毛を剃ると濃くなる可能性があることから、抑毛ローションを取り入れた腕毛対策をご紹介しました。

抑毛ローションを脱毛サロンの施術後に使用している方もいます。女性ホルモンの働きから、美肌効果も期待できるので、ムダ毛処理後のケアに使うことで抑毛効果も一緒に得られるので一石二鳥ですね。

ただ、抑毛ローションは即効性がないので、早く腕の毛を処理したい!という方は脱毛サロンを頼ってみましょう。

キャンペーンなどを利用すれば、抑毛ローションを買い続けるよりも安く腕毛の処理ができるでしょう。


荒木彩子(あらき あやこ)
・日本エステティック協会認定エステティシャン(ディプロマ取得経験あり)


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