【美容家監修】顔のくすみ原因はコレ!くすみ取る方法とは?
肌に透明感やツヤがなかったり、メイクをしても顔色が悪く見えたり…。
「顔のくすみ」は疲れた印象を与えて、老けて見られる原因にもなります。
いつも若々しく元気な印象でいたいママにとって、顔のくすみは大敵です!明るく透明感のある肌を目指しましょう。
そこで今回は、顔のくすみの原因とくすみを取る方法、顔のくすみケア化粧品の選び方をタイプ別にご紹介いたします。
仲有美(なか ゆみ)
・日本化粧品検定2級
Contents
顔のくすみの原因は何?タイプをチェックしよう!
あなたのくすみの原因
顔のくすみには様々な原因があり、タイプによって改善方法が違います。
以下の5つのタイプから、自分の顔のくすみがどのタイプなのか早速チェックしてみましょう!
- 血行不良タイプ
- メラニンタイプ
- 乾燥タイプ
- 角質肥厚タイプ
- 糖化タイプ
血行不良タイプ
疲れや睡眠不足、冷えなどの原因で血行が悪くなっておきる「顔のくすみ」です。
血液やリンパの流れが滞ると肌の赤みが減少するため、顔全体が青黒くくすんで見えるようになります。
<血行不良タイプの特徴>
・肌が青黒くくすむ・冷え性・むくみやすい・疲れが取れにくい・睡眠不足・運動をあまりしない・目の下に「青くま」がある
メラニンタイプ
日焼けや肌の摩擦によって作られたメラニンが、排出されずに残ることでおきる「顔のくすみ」です。
生成されたメラニンは、表皮の生まれ変わりの際に排出されますが、それがうまくいかなった場合、色素が沈着して色ムラになり黄色くくすんで見えるようになります。
<メラニンタイプの特徴>
・肌に色ムラがある・黄色っぽいくすみがある・日焼けしやすい・肌をこすりやすい
乾燥タイプ
肌が乾燥してキメが乱れることでおきる「顔のくすみ」です。
肌は、潤ってキメが整っていると肌表面の光を反射する方向が揃い、透明感とツヤのある肌になります。
しかし乾燥により肌表面に凹凸ができると、光は乱反射して透明感やツヤがなくなり、くすんで見えるようになります。
<乾燥タイプの特徴>
・透明感がない・ツヤがない・肌が乾燥している・小じわがある・敏感肌
角質肥厚タイプ
ターンオーバー(表皮の生まれ変わり)が遅れ、角質肥厚になることでおきる「顔のくすみ」です。
古い角質はターンオーバーによって、最後はアカとなって自然にはがれ落ちる構造になっています。
しかし、代謝低下などにより正常に行なわれなくなると、古い角質がはがれず残るため、グレーっぽくくすんで見えるようになります。
<角質肥厚タイプの特徴>
・グレーっぽくくすむ・肌がゴワゴワしている・化粧のりが悪い
※メラニンタイプと乾燥タイプの症状とともに起きることもあります。
糖化タイプ
肌の中でタンパク質と糖が結びつきタンパク質が劣化、AGEs(最終糖化生成物)という褐色の物質を作り出すことでおきる「顔のくすみ」です。
AGEsは食事で取り込む他、甘いもののとりすぎなどにより体内でつくられ、茶色っぽくくすんで見えるようになります。また、コラーゲンが糖化することで肌の弾力が低下、ハリがなくなり肌がたるみやすくなるとも言われています。
<糖化タイプの特徴>
・茶色っぽい黄ぐすみ(茶褐色)・肌のたるみが気になる・甘いものをよく食べる・脂っこい食べ物をよく食べる・血糖値が高い
<タイプ別>顔のくすみを取る方法は?
タイプ別!正しいケアとは?
当てはまる顔のくすみタイプはありましたか?
ここでは、タイプ別に普段のケアや日常生活で注意したい点をご紹介します。
血行不良タイプ
血行をよくするために、マッサージやホットタオルなどがオススメです。
時間が長すぎたり力を入れすぎたりすると逆効果になります。日頃から身体を冷やさないように気をつけて、適度に運動しましょう。
メラニンタイプ
紫外線をカットしながら、美白有効成分が含まれた化粧品を使ってケアしましょう。栄養バランスの取れた食事や運動、睡眠時間も大切です。
乾燥タイプ
基本のケアに加えて、保湿成分が多く配合された美容液・マスクなどで保湿するようにしましょう。乳液などで潤いを閉じ込めることも忘れずに!
角質肥厚タイプ
余分な角質を取り除くために、ピーリングや酵素、スクラブ洗顔、パック(ピールオフ)、ふきとり化粧水を使いましょう。
ただし、肌が極端に乾燥している方やアレルギーの方は、これらのケアを行わず保湿することが大切です。
糖化タイプ
糖化によるくすみは、飲み物や食事などで身体の糖化を予防することが重要です。
・血糖値の上昇が緩やかになるように、ゆっくり食べる
・糖質の消化吸収を遅らせるレモンなどのクエン酸をとる
など、糖化予防につながる生活を心がけましょう。
顔のくすみケア化粧品の選び方
正しくアプローチしよう
ここでは、顔のくすみにアプローチできる成分をご紹介します。化粧品を選ぶ時の参考にして下さいね。
血行不良タイプ
肌に悪影響がある活性酸素を防いで、血行を促進する効果があります。(化粧品の成分表示は酢酸トコフェロール)
炎症をしずめる作用もあるので、肌荒れの改善にも役立ちます。
メラニンタイプ
できてしまったメラニンを還元して、色素沈着を防ぐ作用がある美白有効成分です。(化粧品の成分表示はアスコルビンなど)
新陳代謝を促す作用や抗酸化作用もあります。ただし、皮脂分泌のコントロール作用もあるため、皮脂量が減って肌が乾燥しやすくなる場合もあるので注意が必要です。
トラネキサム酸、コウジ酸、エラグ酸など、様々な美白成分があるので、自分にあったものを見つけて下さいね。
乾燥タイプ
角質層にあるセラミドと同じ化学構造を持つ成分です。(化粧品の成分表示はセラミドNS、セラミド1など)
非常に高い保湿機能で、水分が肌から逃げないようにしっかりつかまえてくれます。また、バリア機能を高める作用もあります。
ヒアルロン酸・コラーゲンは、保湿力はセラミドよりも弱まりますが、水分を肌にかかえこむので乾燥肌にオススメです。
角質肥厚タイプ
角質軟化作用がある成分で、余分な角質のみを取り除きます。ピーリング後の肌は角質層が薄くなるため、肌が敏感になります。しっかり保湿ケアをして、紫外線対策をしましょう。
角質肥厚タイプの顔のくすみは、メラニンタイプと乾燥タイプの症状とともに起きることもあるので、ビタミンC誘導体やヒト型セラミドもオススメです。
糖化タイプ
化粧品成分で糖化を改善するものはありませんが、糖化に注目した化粧品はいろいろあります。肌へのアプローチの仕方で選びましょう。
ビタミンC誘導体は、コラーゲンの生成促進や新陳代謝を促す作用があります。
まとめ
「顔のくすみ」はいくつもの原因があります。
それぞれ改善方法が違うので、自分がどのタイプなのかを見極めてから、ケアすることが大切です。
紫外線対策や保湿、規則正しい生活といった基本的なことにも気をつけて、明るく透明感のある肌を目指しましょう!
仲有美(なか ゆみ)
・日本化粧品検定2級
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